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初優勝or王座奪還!最強王者の称号を懸けた頂上決戦がいよいよ幕を明ける!!
過去最多となる38の猛者達が集結し、今季で7回目となるシーズンの開幕を3月に迎えた1部リーグ。
それ故、今季は昨年の5ブロックから1ブロック増えた6ブロックになった事から予選通過ラインが上位2チームに絞られたため、最強王者の称号を懸けた争いはこれまで以上に厳しく、一層険しい道のりとなった。
そんな最高峰リーグの今シーズンを振り返ってみると、やはり予選リーグから混迷を極める展開となり、実力者達が上位を独占した昨シーズンとは打って変わり、実力上位に位置づけられる歴代王者は勿論だが、若手、新星、伏兵が入り交じる結果となった。
その中で先ず、Aブロックを勝ち抜いたのは、昨年のファイナリスト2チームであるブルーサンダースTABOO。中でもブルーサンダースは、2部からの昇格yearながら準決勝にまで勝ち残るなど、この最高峰リーグでも存分に戦える事を証明した。
続くB、Cブロックで予選突破を果たしたのが、RED SOXMKY88大宮フェニックスら歴代王者に加え、Revival三晃クラブといった毎年のように存在感を放ち続ける常連組。何れの面々も決勝トーナメントの戦いでは満足のいく結果を残せなかったものの、最高峰リーグの中でも間違いなくトップレベルの実力を保持。特にRevivalに関して言えば、今季のスプリングカップに続く2度目の準決勝進出と、まさに1年を通してその勇姿を披露。又してもあと一歩の所で悲願達成とはならなかったものの、リーグ初参戦となった2015シーズンは予選敗退に終わった事を鑑みれば年を重ねる毎に進化を遂げており、初のファイナル進出もそう遠い未来の話しではないだろう。
そんな実力者達が上位を占めたB、Cブロックとは一転、続くD、Eブロックでは新星、若手の有望株が台頭。
予選リーグ唯一となる全勝でDブロック首位通過を果たした三光電気工事株式会社は、予選リーグの勢いそのまま決勝トーナメントでも本領を発揮し、一気にファイナルへの切符を勝ち取る大躍進。走・攻・守全てにおいて抜け目の無いパフェーマンスで勝ち上がった新星が如何なる形で初制覇を成し遂げるかには大注目である。
また、このブロックでは2位通過の湾岸ベースボーイズも最高峰リーグに初挑戦ながら大いに存在感を示したと言えるのではないか。
更に、Eブロック首位通過のRossowaveに至っては、初戦を落とし黒星スタートからの逆転首位突破とあって、最終的な結果以上に価値あるシーズンになったと言え、若手の有望株として来季以降の更なる躍進を期待させた。
残るFブロックで1、2位通過を決めたのが、3年振りに決勝トーナメントへと歩みを進めた伏兵相模KOT'Sと、2年連続で予選突破を果たした若手筆頭株Tropicanaの2チーム。決勝トーナメントの戦いでは両雄共に悔しい結果に終わったものの、今大会を大いに盛り上げた存在と言える。
だがその両雄を抑え、このブロックで最も輝きを放ったのが3位通過のワイルドカード枠から決勝トーナメント進出を果たし、そこから怒濤の巻き返しでファイナル進出を掴み取った東京ドナルドダックである。予選リーグこそギリギリの突破に甘んじたものの、決勝トーナメントに入ってからは歴代王者としての底力を余す事無く見せつける戦いぶりで4年振り2度目の決勝進出。そんな彼らが如何にしてVictoria史上初となる下剋上での優勝を成し遂げ、王座奪還を果たすのか要注目である。
果たして、例年以上に混迷を極めた最高峰のバトルを勝ち抜き、最強王者の称号を手にするのはどちらの猛者か!?
大注目のファイナルマッチは、来たる12月24日、明治神宮野球場を舞台にしたVictoriaファイナルのフィナーレを飾る!!
4年振り2度目となる最高峰リーグの制覇を視野に捉えると同時に、ワイルドカードシステムが導入された2014大会以来、初の快挙となる下剋上での優勝に王手を懸けた東京ドナルドダック。
そんな彼らが今季、決して楽な戦いではなかったはずの最高峰リーグを勝ち進み、決勝へと駒を進められたのは、レギュラー陣だけではなく試合に出ていないメンバーも含めた一人一人が、チームの為に出来る事を考えて野球と真剣に向き合った結果である。
また、4年前に味わった優勝という二文字を知るベテラン達に、新戦力達が加わった事でチーム内に新たな変革が生まれ、そういった変化を恐れない姿勢がチーム力アップに繋がり、4年振り或いはワイルドカード枠からの決勝進出を引き寄せた要因と言える。
まさに、新生として生まれ変わった東京ドナルドダックの守の柱となるのは、何と言ってもチームの絶対的エースである根岸と、その相棒であるキャッチャー菊谷のベテランバッテリー。更に、プレーだけではなく声でもチームを引っ張る存在となる井上、磯田(潤)、児島らの中堅に加え、外野の中心的存在へと成長した石井が若手の筆頭株としてディフェンスの中心を担う。
一方の攻撃面に関しても守の中心として名前の挙がった井上、磯田(潤)、児島、石井といった面々が機動力の面からも打線を牽引すれば、主砲の坂内やその存在を脅かす活躍を見せる期待の若手である高木が中核を担い、一度波に乗ったらその勢いは止まる事を知らない。また、若手の台頭と言えば次世代のエース候補との呼び声が高い浜部が2番手投手として控えるなど、今や攻守両面で新戦力の存在は欠かせないものとなった。
このように、ベテラン、中堅、若手の見事な融合によって新たなパフォーマンスを披露し、ファイナルの舞台まで歩みを進めてきた東京ドナルドダック。優勝経験があるだけに、その頂に登り詰める事の難しさも知っている彼らが如何にして王座奪還を成し遂げるのかには注視する必要がありそうだ。

#4 井上 翔太 (内野手)  1988年12月21日生まれ  都立保谷高等学校

走・攻・守のみならず元気印としてもチームを引っ張る中心的存在。
守備範囲の広さはピカイチで、攻撃では俊足を活かした嫌らしい打撃で相手を撹乱。
この男の躍動無くして王座奪還はありえない!!

『 4年ぶりの決勝戦、初めての神宮なので楽しみながら、チームの勝利に貢献できるように頑張ります。 』

#6 石井 馨 (外野手)  1997年4月16日生まれ  星稜高等学校

最年少にしてリードオフマンを担う東京ドナルドダックの核弾頭。
俊足は勿論の事、長打力も魅力で、彼の出塁が得点を左右すると言っても過言ではない。守っても外野の中心を担い、攻守でのキーパーソンとなる!!

『 必ず、結果を出して、ドナルドダックに関わる全ての人達と喜びを分かち合いたいです。絶対に優勝します。 』

#17 根岸 泰雅 (投手) 1974年10月20日生まれ 日本学園~甲賀健康医療専門学校

東京ドナルドダックの勝利に欠かせない絶対的エース。
そのポーカーフェイスの中に秘めた闘争心はチームNo.1で、
背中でも仲間を引っ張る精神的支柱だ。
どんな場面でも貫く攻めのピッチングでチームを4年振りの頂点へと導く!!

『 若手も沢山加入し、良いチームになってきたと思うので、この勢いで優勝します。キャッチャー、菊谷との最年長バッテリーで頑張ります。 』
今シーズンVictoriaリーグ初参戦ながら、名立たる強豪が集いし最高峰リーグを瞬く間に決勝まで勝ち上がり、一躍その名を轟かせた三光電気工事株式会社。
そんな彼らの戦いを振り返ると、予選リーグ全体で唯一となる5戦全勝を飾り難なく首位通過を果たせば、決勝トーナメントに入ってからもその勢いは緩まるどころか増す一方。特にファイナル進出を懸けた準決勝の大一番は、実力者であるRevivalを終始圧倒する形で勝利するなど、その戦いぶりは歴戦の王者を彷彿とさせる見事なものだった。
既に、実力者の貫禄さえ漂わせる彼ら最大の魅力は、走・攻・守どこを取ってみても欠ける所の無いバランスにある。
中でも、予選リーグ最少の僅か6失点という数字が物語るようにディフェンス力の高さには目を見張るものがあり、ダブルエースである吉崎、松下の両右腕に、その2人を巧みなリードで引っ張る強肩捕手の倉部が中心となって強固なディフェンスを築く。
無論、攻撃力の高さも折り紙付きで、大久保、今といったヒットメーカーを始め、市川、小林、向山らクリンアップ陣が中核を担い、爆発的な波状攻撃を生み出す。更に、ここ一番での勝負強さが魅力の斉藤が下位打線或いは代打に控えるなど、どこからでも得点を奪えるのが強み。あくまで、バッテリーを中心とした鉄壁の守備から勝利を手繰り寄せるのがチームスタイルではあるが、非凡な才能を秘めた攻撃陣が機能した時、三光電気工事株式会社の初優勝がより一層現実味を帯びる。
果たして、選手兼任監督である市川を柱にした経験豊富なベテランと、主砲小林を筆頭とした成長著しい若手とが見事に融合し、ファイナルの舞台にまで駒を進めてきた新星が如何にして頂点を極めるのか!?初出場にして狙うは無敗での完全優勝のみ!!

#2 倉部 大 (捕手)  1996年11月14日生まれ  東海大付属甲府高校

鉄壁ディフェンスの核となる若き扇の要。
強肩に加えフットワークも軽く、その守備力の高さは抜群。
バッティングでもチャンスに強いバッターとして一翼を担う。
神宮の舞台でもチームのキーマンに乞うご期待。

『 素晴らしいメンバー、素晴らしい舞台で野球ができることに感謝して、必ず優勝を勝ち取ります! 』

#7 松下 龍平 (投手・内野手)  1996年5月23日生まれ  横浜創学館高等学校

投手のみならず、あらゆるポジションをこなすユーティリティプレーヤー。
今季はエースとして大車輪の活躍を見せチームを牽引。
打者としても思い切りの良いバッティングで長打力もあり、
決勝でも攻守両面での活躍が期待される!!

『 今シーズンを優勝で締めくくれるよう全力で頑張ります。 』

#15 小林 亮 (外野手)  1987年7月12日生まれ  東海大付属相模高校~神奈川大学

不動の4番バッターへと成長した三光電気工業の長距離砲。
長打力は勿論の事、広角に打ち分ける技術も兼ね備えた主砲だ。
この男の一打無くして優勝の二文字は無い!!

『 チームの勝利に貢献できるように全力で頑張ります。 』