TOP > Victoriaリーグ2部(2014年) > バックナンバー > 「劣勢をものともしないチーム力!!若武者PIECEが白星スタート!!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      PIECE           0        0        0        0        5        ‐        ‐        5    
      練馬アドベンチャーズ          0        0        1        2        0        ‐        ‐        3    
注目のPIECEが大逆転勝利!終盤で見せつけたプライドと勝負強さ!!
4月20日。この日も多くの熱戦が繰り広げられる中で取材ゲームに選ばれたのは、さいたま市の大宮健保グランドで行われた2部リーグの戦い。初参戦のPIECE 対 Victoria参戦3年目を数える練馬アドベンチャーズの一戦である。

その両者が顔を合わせるのは、他大会での対戦以来3年ぶりだと言う。
久々の対決を前に先攻PIECEの太田監督は、「相手が強い事は知っているので、ウチの野球をしっかりやりたいと思います。午前中のゲームで引き分けてしまい流れが悪いのですが、この試合は勝ちにいきますよ」と20代を中心とする若きチームの奮起を期待するコメント。また、先発の高野も「初取材で緊張してますが、コントロールにだけ気をつけて投げたいと思います」と意気込みを語り、PIECE陣営としてはスプリングカップでの好調さをリーグ初戦にもぶつける意気だ。
対する後攻の練馬アドベンチャーズもリーグ初陣に気合いの入った表情。ゲーム前話を伺った海上監督は、「実は3年前に一度対戦しているんです。相手は格上ですけども頑張ります」と、こちらも今日の対戦を楽しみにしつつも負けられないといった様相。先発のエース坂本も「先週の完封で肩に痛みがありますが、2年振りの取材なので何とか頑張ります」と気合い十分。大会屈指の右腕が万全とは言えない右肩に魂を込めマウンドに上がる。

どちらにとっても今シーズンを左右するであろう大事な初陣。
その戦いの火蓋は、正午ジャストのプレーボールで切って落とされた。
ゲームは序盤、まずペースを握ったのはPIECEだった。1回表、立ち上がりに不安を抱える坂本から2つの四球とヒットで2アウトながら満塁のチャンスを作り揺さぶりをかけると、続く2回の攻撃でも8番石川のヒットをきっかけに1、3塁の場面を演出する。いずれも先制点とはならなかったが、鍛え上げられた繊細な攻撃スタイルでリズムを作り出す。

しかし3回裏、ここまでPIECE優位で推移していた流れがこの男の一撃で一変する。
2アウトとなって打席に入った新加入の1番陶山が、高野の投じた3球目のストレートをジャストミート。その豪快なスイングから放たれた一打は、劣勢ムードを打開するセンターオーバーのランニングHRとなり、先制点の奪取に成功した。
すると、この1点で勢いづいた練馬アドベンチャーズ打線は、続く4回に5番本田が1アウトから四球を選び出塁。更に6番磯井のライト前ヒットで1、3塁にチャンスを広げ、高野をマウンドから引きずり落とすと、急遽2番手としてマウンドに上がるも制球に苦しむ茂木から2つの押し出しで追加点を奪い、3対0と突き放した。

だが今日のゲームはこのままでは終わらない。
3点ビハインドで迎えた5回表のPIECE打線。攻撃前の円陣で「まだ終わってないぞ!!この回取り返すぞ!!」と太田監督が檄を飛ばすと、先頭の代打坂東がファーストへ気迫のヘッドスライディングを見せ、内野安打を獲得。
伏兵が監督の期待に応える全力プレーで仲間に勇気を与えると、続く1番茂木も体を張った死球での出塁。2番浦和は三振に倒れるも3、4、5番のクリンアップが突如制球を乱した坂本から三連続四球で2点を奪い、エースをマウンドから引きずり落とした。
願ってもない形で2点を貰い、尚もチャンスの続くPIECE打線は、この最大の好機を決して逃さなかった。2番手金井の代わり鼻に6番西野(雅)が仕掛けたスクイズが2ランスクイズとなり逆転に成功すると、8番石川が放った今日2本目のレフト前ヒットがタイムリーとなりダメ押し。巡ってきたチャンスを確実にモノにする集中力でゲームをひっくり返したPIECEが、見事大逆転勝利を飾った。

ゲーム後、太田監督は「ウチは決して打てるチームではないので、足を使った2ランスクイズなど細かい部分の野球がしっかりと出来た事が勝ちに繋がったと思います」と白星スタートに肩をなでおろし、選手達と共に喜びを分かち合った。
一方、勝利が目前だっただけに痛い一敗となってしまった練馬アドベンチャーズ海上監督は、「取材試合は全敗で相性が悪いですね」と悔しさを滲ませる一言。
だが選手達は決して下を向く事はなく、「決勝トーナメントの時にまた取材に来てください」と次戦の戦いへと気持ちを切り替えていた。
【MVPインタビュー】 #8 坂東 大樹 【監督インタビュー】 #30 太田 盛久 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑