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初出場初優勝を狙う両雄!!第2回大会を制するのはどちらのチームだ!?
今シーズンから決勝の舞台を西武ドームへ移した3部リーグ。そんな大いなる目標へとリーグ大会では最多となる40のチームが参戦を果たし、新たなステージで行われる事となったファイナル進出を懸けハイレベルな争いが繰り広げられた。
先ずは1位から4位までが勝点差2の中に犇めく大混戦となったAブロックを、首位で突破したのが高飛車。初出場ながら2位STORM、3位LAGERSといった実力者を抑えての決勝T進出は見事であった。更に同ブロックでは、ワイルドカード枠から進出したジャピンが、決勝Tで昨年の準優勝チームにしてEブロック1位通過の球命隊を敗るなど初出場組として躍動した。
続くB、Cブロックで輝きを放ったのが、3部リーグ屈指の破壊力を披露したNTスコーピオンズ芝浦オールスターズだ。中でも初出場で一気にファイナルの舞台まで駆け上がったNTスコーピオンズの快進撃は攻守共に圧巻であった。
そんな新勢力の台頭を尻目に存在感を誇示したのが、Dブロック無敗で首位通過を決めたReturnersである。決勝Tではファイナルまであと一歩及ばず3位に終わったものの、2011年から4年連続出場という経験値をフルに発揮した戦いぶりであったと言える。
残るFブロックで実力を発揮したのがBONDS。6月にキャプテンの急逝があり一時は夢を諦めかけたものの、再び立ち上がった彼らの勢いは凄まじかった。予選リーグを首位で通過すると、決勝Tでも怒濤に駆け抜け、こちらも見事初出場でファイナル進出を決めた。
その他にも予選リーグ2位の得点力を誇ったハーツやベテンラン勢が躍動した三車線。あるいは準決勝進出を果たしたセッターズBに強打のアクアパアニBlack Rainbow-baseball club-といった面々も大会を大いに盛り上げた。
新たな挑戦者達の参戦により数々の好ゲームが生まれた今大会。そんな1部、2部の戦いにも引けを取らない3部リーグの激戦を勝ち上がり、ファイナル進出を掴み獲ったNTスコーピオンズBONDS。果たして、熾烈を極めた第2回大会の王座へと上り詰めるのは!?
来たる1月11日、今シーズンを締めくくる最後のファイナルマッチで雌雄が決する。
「肉の田じま」パワーでタイトル奪取!!お祭り野球でチーム初の栄冠に挑む!!

東京都江東区に店を構える有名焼肉店「肉の田じま」の強力な支援をバックに、結成僅か1年の若武者NTスコーピオンズが見事ファイナルへの切符を掴み獲った。その魅力は何と言っても、常に楽しむ姿勢を忘れない『お祭り野球』にある。フィールド、ベンチ全ての選手が笑顔を絶やさず、例え劣勢の場面でもその姿勢は決して揺らぐ事はない。
そんな彼らの戦いを振り返ると、予選リーグ初戦ではまさかの完封負けを喫したものの、そこから怒濤の5連勝を飾り首位通過。
その勢いは決勝Tに入っても止まらず、2回戦では予選リーグで唯一の黒星相手となったG-matesを大量13点の猛攻で下しリベンジ。
更に続く準々決勝で強力打線を誇る芝浦オールスターズを5対0の完封で退け勢いを加速させると、迎えたセッターズBとの準決勝は、4回に奪った貴重な先制点を最後まで守り抜きファイナル進出を決めた。
そのチームの核となるのが、大一番でも見せた高いディフェンス力である。球威、制球力共に3部トップクラスのポテンシャルを兼ね備えたエース金子、延島の両右腕を軸に、扇の要として絶対的支柱となるキャッチャー高村。更に内野はショート富永、外野はセンター関口を中心に堅実な守備力を誇り、簡単には崩せぬ鉄壁のディフェンスを形成する。
また、予選リーグで3位タイとなる41得点を叩き出したオフェンス面にも注目であり、関口、望月の俊足1、2番コンビに、富永、高村、鎌田といったクリンアップ陣が豊富な得点源を担う。更に、ムードメーカーとしてもチームを盛り立てる山科、清川らが下位打線に控え、一度波に乗ったら止まらない要注意打線はどこからでも得点を狙える。
果たして、結成1年目での快挙達成でチームの名を轟かせる事が出来るのか!?来る1月11日、若武者達の真価が問われる。
#11  金子 怜央 (投手)
                                                  1988年10月25日生まれ(26歳)  東海大学附属浦安高等学校出身

身長185cmのNTスコーピオンズ大型右腕。
その長身から投げ下ろされる速球とスローカーブは相手打者を翻弄。
如何なる場面でも顔色一つ変えないマウンド度胸も兼ね備え、まさに壁となって立ちはだかる。

『 予選から一戦必勝でファイナルまで勝ち進むことができました。ファイナルもバックを信じて精一杯投げます。目標は初出場初優勝。そして監督を胴上げします。 』 #13  高村 大地 (捕手)
                                                      1990年8月9日生まれ(24歳)  東海大学付属甲府高等学校出身

攻守で要を担う優勝のキーパーソン。
攻ではHRを量産するチームの主砲、守では正捕手としてディフェンスを統率する。
この男の活躍がタイトル奪取のカギを握る。

『 西武ドームに叩き込みます!! 』 #37  関口 大輝 (外野手)
                                    1992年2月11日生まれ(21歳)  千葉明徳高等学校~北海道東海大学出身

NTスコーピオンズの若きリードオフマン。
圧倒的な機動力は勿論の事、予選でHRを放つなどパンチ力にも定評あり。
50m5秒台の俊足は攻撃のみならず守備でも武器となり、攻守で脅威の存在となる。

『 リードオフマンとして1回でも多く塁に出て1回でも多くホームを踏み、チームを勝利に導けるよう頑張ります!! 』
悲しみを乗り越え掴んだファイナル!!亡き友に捧ぐは「優勝」の二文字!!

「亡き友をドームへ!!」を合い言葉に、初出場にして悲願の決勝進出をその手に掴んだBONDS。
それは正にチームが一丸となった努力の結晶であり、6月に急逝したキャプテン吉田聖崇の魂と共に戦った証である。一時は、あまりにも突然の訃報に野球をする事がままならなかった選手達。だが、悲しみを乗り越え再び歩み出した彼らの戦いぶりは圧巻であった。
予選リーグを無敗のまま首位で突破すると、決勝T初陣ではSTORMを6回コールドで撃破。更に準々決勝で相対したジャピンを4対1で下し準決勝へと勝ち進むと、迎えた勝負の大一番では序盤こそReturnersに主導権を握られたものの、終盤5回に一挙4点を奪い逆転。亡き友の前に誓ったファイナルの切符を終盤一気の大逆転劇で掴み獲った。
そのチーム最大の特徴は、多彩で豊富な投手力である。本格派の八木、南、磯山に加え、技巧派の玉城にサウスポー中村、ベテラン冨田(朗)といったタイプの違う投手が勢揃い。 また彼らは、ピッチャー以外にもあらゆるポジションを担い、その他のメンバーもどんな状況にも対応出来るよう常に備えている。正にマルチプレーヤーの宝庫である。
一方、攻撃面でカギを握るのは、センスが光る八木、吉田(圭)に、チャンスの場面で抜群の勝負強さを発揮する原田、難波、浦川の強力クリンアップ。中でも準決勝で逆転の決勝打を放ち、ファイナル進出の立役者となった3番原田のバットコントロールには大注目だ。
果たして、亡き友に捧げるタイトル奪取となるのか!?来る1月11日の決勝戦では、亡きキャプテンと共に全員野球で頂点を目指す。
#8  吉田 光汰 (内野手)
                                                                          1992年3月9日生まれ(21歳)  所沢北高等学校出身

堅守でディフェンスを引っ張る若武者。
その堅実な守備と若さ溢れるプレーでチームを牽引する。
今年加入したにも関わらず、BONDSにとって既になくてはならない存在だ。

『 初めての西武ドームでの試合なので、少し緊張していますが、メンバーの方々、二人の兄と共に精一杯楽しんで、勝ちを掴みとりたいと思います! 』 #11  吉田 圭佑 (内野手)
                                        1988年1月24日生まれ(25歳)  聖望学園高等学校~八戸学院大学出身

センス抜群のマルチヒッター。
卓越したバッティング技術で広角へと打ち分け、
決勝の舞台でもこの男のチャンスメイクが優勝のカギを握る。

『 兄貴に「よくやった!」と褒めてもらえるように、楽しく、一生懸命頑張ります! 』 #14  浦川 透 (外野手)
                                                                            1981年2月25日生まれ(33歳)  松山高等学校出身

強力クリンアップの一角を担う長距離砲。
懐の深いバッティングフォームから放たれる豪快な長打が魅力で、
チャンスでも抜群の集中力と勝負強さを発揮する。

『 忘れられない2014年。悲しみの淵に沈んだチームは「まーくんと西武ドームに」、その想いで再始動しました。「野球は楽しい」吉田の遺志を魂に刻んでプレイします! 』