TOP > Victoriaリーグ3部(2015年) > バックナンバー > 「投打で魅せた三車線!シーズン初戦を鮮やかに飾る!!」
        TEAM            1        2        3        4        5        6        7        R    
      LAGERS          0        0        0        1        0        0        0        1    
      三車線          0        5        2        0        0        0        ×        7    
三車線が白星発進!投げては中村、松澤の投手リレーでLAGAERS打線沈黙!!
3月15日午前9時。若干の肌寒さを感じる天候の中、埼玉県北足立郡の伊奈町制施行記念公園では、3部リーグBブロックの戦いにして2015シーズン最初の取材ゲーム、「LAGERS VS 三車線」の一戦が繰り広げられた。
その対決の先攻となったLAGERS飯島監督はゲーム前、「昨年に続き決勝T進出を第一の目標にしているので、そこで一つでも多く勝ち上がれるように今日のリーグ初戦はしっかりと次に繋がるゲームが出来ればいいなと思います」とリーグ3年目での更なる飛躍を誓い、初陣へと挑む。また、その指揮官に大事な初戦のマウンドを任された先発石田は、「自分はコントロールに不安があるので、持ち味であるスピードボールで押していきたいと思います。とにかく初戦なのでチームに迷惑をかけないように頑張って抑えます」と緊張した様子の中にも気合いを覗かせた。
対する後攻の三車線を率いる大谷代表はゲーム前、「野球をする事自体が昨年の11月以来なので状態としてはやってみないと分からないですが、勝ち負けというよりいつも通りウチらしい野球をしたいなと思います」と初陣にも力む事なく、三車線の魅力の一つであるEnjoy野球で臨む。また先発のエース中村も、「ほぼ3ヶ月何もしなかった所に今日があるという事で、先ずはケガをしないという事を一番に考えて楽しく投げたいなと思います。その結果として勝利投手インタビューを受けられたら最高かなといった感じです」とこちらも気負う事なく、ユーモアたっぷりに意気込みを語った。

そんな両陣営が相見えた戦いは、立ち上がりの1回こそ互いの出方を探るかのように静かなスタートを切ったが、迎えた2回早くも大きな展開を見せた。
初回の攻撃に続き三者凡退に終わったLAGERS打線に対し、その裏の三車線打線。先頭の4番小柳から三者連続となる四球でノーアウト満塁のチャンスを作ると、7番星井が三振に倒れ1アウトとなるも8番宗川が前進守備の三遊間を破る2点タイムリーを放ち先制。更には9番中村の四球出塁で再度満塁となった場面で、1番松澤が2球目のストレートを鮮やかにセンター前へと弾き返し、2点の追加点と共にマウンドから石田を引きずり降ろした。
加えてこの回は、ワイルドピッチでも1点をプラスし、一挙5得点を獲得した。
そんな怒濤の猛攻を披露した三車線攻撃陣は、続く3回裏にもヒット、四球、パスボールなどで2アウトながら2、3塁の好機を演出すると、再びチャンスで打席に入った1番松澤が又してもセンターへと2点タイムリーを放ち7点差。ゲーム序盤にして圧倒的なリードを奪った。

また、打線の奮起は然ることながらエース中村のピッチングも文句なしの内容。
1回から3回までを1人のランナーも許す事なく3人ずつで仕留めると、4回にLAGERSの主砲高橋にタイムリーを浴びるも5回までに与えたヒット、失点は4回の1打1点のみ。ゲーム前に語っていた久々の登板とは思えない安定感抜群の投球術を見せつけた。
すると、エースが作り上げたリズムは2番手としてマウンドに上がった松澤にも良い影響を与え、ヒット、死球での出塁こそ許したものの、6、7回を無失点に抑える完璧なリリーフでLAGERS打線をシャットアウト。チャンスを逃さなかったオフェンスにピンチを最小限に止めたディフェンスと、まさに攻守で機能した三車線が7対1で勝利を掴み、リーグ初戦を最高の形で飾った。

ゲーム後、大谷代表は「いきなりの公式戦にしては出来過ぎでしたね。特に『今年はやります』と言っていた若手が、その通り活躍してくれて頼もしかったです。今シーズンは参加チームが多く険しい道のりになると思いますが、優勝目指して頑張ります」と勝利の喜びと共に大いなる目標を掲げた。
一方、先発石田の誤算に始まり奮わなかった攻撃陣と本来の力を発揮出来ずに敗れてしまったLAGERS。飯島監督は「昨年から大きく変わった部分があって、そこにまだ対応出来ていないなという感じですね。ただ、ここからの修正が大事になってくると思うので、少しでも上に行けるように頑張ります」と下を向く事なく、これから先の戦いで巻き返しを誓った。
【MVPインタビュー】 #0 松澤 考祐 【代表インタビュー】 #10 大谷 重人 試合動画、インタビュー動画はこちら ↑