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史上最多53チームが集結した春の一発勝負!第8代王者のタイトルは果たして!?
春の到来を迎えた3月、2018シーズンの開幕と同時に春の一戦必勝バトルとしてスタートを切ったスプリングカップ第8回大会。今大会は過去最多となる53チームもの猛者達が集結した事により、例年以上に数多くの激闘、死闘が繰り広げられた。 そんな今大会を振り返る上でまず始めに出てくるキーワードと言えば、昨年に続き「波乱」という言葉ではないだろうか。それは、一昨年のファイナルで死闘を演じたMKY88TABOOの両雄が初陣で姿を消した事に始まり、ディフェンディングチャンピオンでもある吉岡クラブスタイガーを筆頭に、WILL B.CRevival青木製作所Snugsダディーズベースボール三晃クラブ相模原ウインズRED HILLTropicanaといった実力上位者達が次々に初陣で敗北。さらに、NaughtyRossowaveNTスコーピオンズら若手の有望株達も初戦敗退を喫すれば、極めつけは昨年のファイナリストであり、連覇、リベンジという目標をそれぞれに掲げたRED SOXPIECEに至っても共にトーナメント序盤で敗れ去るなど、春先から大波乱の展開となった。 そんな波乱尽くめの試合が多くを占める中、常連組、或いは強者として存在感を示したのが、ベスト8に名を連ねたジョルターヘッズ湾岸ベースボーイズ、そしてファイナルにあと一歩と迫る戦いぶりを披露した東京ドナルドダックGOLGO B.Cの4者である。
さらに、その彼らを差し置き一際存在感を放ったのが、若き新戦力の台頭と共に年々進化を遂げ、見事決勝への切符をその手に掴んだブルーサンダースだ。若武者故に荒削りな部分も多々あるが、ファイナルを懸けた準決勝の大一番では先制されながらも逆転勝利を飾るなど、粘り強さに加え逞しさも兼ね備え、2016シーズンの2部リーグ制覇に次ぐ2つ目のタイトル奪取へ抜かりはない。 その一方、毎年のように大会を盛り上げる存在となっているのが新勢力達であり、今大会もその躍進には目を見張るものがあった。
初参戦ながら大いにその実力を証明したT-FIVE、2年目のジンクスなど感じさせず新たな進化を見せつけたBig Dipperが、共に準々決勝で僅差の戦いに敗れはしたものの来季以降の更なる活躍を予感させた。そんな中、その2チームを上回るパフォーマンスを披露し、見事初参戦にしてファイナルへの切符を勝ち取ったのが風船会FARAWAYSである。
そんな彼らが見せたここまでの軌跡を振り返れば、初戦から2014年大会王者であるスタイガーを完封で圧倒し鮮烈なデビューを飾ると、トーナメントの佳境となった準々決勝、準決勝では、何れも終盤での大逆転勝利で1点差ゲームを制し決勝進出。本人達も言うように決して飛び抜けた選手がいる訳ではないが、最大の持ち味である「チーム一丸の野球」で初のタイトル奪取に挑む。 何れにしても、新チャンピオン誕生が確実となったスプリングカップ2018も残すは頂上決戦のみ。そんな注目のファイナルマッチは、来たる12月24日、Victoriaファイナル第2ラウンドの第1試合で雌雄を決する。
Victoria初参戦から3年を数えた2016シーズン、若手中心に生まれ変わったメンバー構成で成し遂げた2部リーグ制覇に次ぐ2つ目のタイトル奪取に王手をかけたブルーサンダース。そんな彼らは昨年、さらに鹿児島出身の若手有望株3人をチームに加え大いなる躍進を目論んだが、1部リーグ昇格yearにして巡ってきたファイナル出場のチャンスを掴み損ねると、長年に渡り活躍の場としてきた本拠地戸田市の連盟大会でも結果を残せずに悔し涙を流す1年となった。
だが、それでも下を向く事なく再び高みを見据えたチームは、春先から新たなチーム作りを始めるとその結果はすぐに表れ、20代前半というフレッシュな選手層ながら1点に対する重み、勝利への拘りを持った野球で見事スプリングカップ決勝進出を決めた。
そんな若武者達の中で攻撃の中軸を担うのが、キャプテン、リードオフマンとしてチームを牽引する天野を始め、鹿児島トリオである橋口、久永、新山の上位陣が主な得点源。また、準決勝の大一番で止めを刺す一発を放った主砲小島に、伊藤、吉川、戸島(康)ら長距離砲の面々が躍動すればビッグイニングを作り出す事も容易であり、機動力もトップレベルの彼はどこからでも得点可能である。
一方、ディフェンス面に関しても一切の抜かりはなく、有田、野村、伊藤、小松といった計算出来る4本柱に加え、池谷、曽根、田中らも控えており、投手陣の駒は抱負だ。さらに、そのピッチャー陣をフォローする野手陣は揃いも揃って強肩揃いであり、主砲でもあるキャッチャー小島を要に鍛え抜かれた鉄壁ディフェンスを形成する。
まさに、攻守共に隙のないチームへと進化を遂げたブルーサンダースが如何にして新タイトルの栄冠を掴み取るのか!?
「神宮での決勝戦はイベントではなく勝ちに行きます!」と、かつてない程の自信に漲ぎる若武者ブルサンが、いざ春の頂点を狙う。

#9 小島 佑介 (捕手)  1989年5月8日生まれ  大宮西高等学校 4番キャッチャーを任されるブルサン攻守の要。 チームバッティング、バントなど常にチームプレーを優先し、 自己犠牲の重要性、草野球の奥深さを若手に教える兄貴的存在である。 準決勝でも見せた破壊力抜群の長打力、そして若手投手陣を救う強肩には注目だ。

『 2年ぶりの神宮を楽しみながら必ず優勝します! 』

#18 伊藤 勇真 (投手)  1998年6月3日生まれ  佐野日本大学高等学校
若きブルサンの投打の主軸。佐野日大高時代はエースとして活躍し、 140kmを超えるストレートで相手をねじ伏せる強気のピッチングが持ち味。 打者としてもクリーンアップを任される新戦力が、投打でチームを勝利へと導く。

『 全員で勝つ!! 』

#26 橋口 貴弥 (内野手) 1993年11月20日生まれ  鹿児島商業高等学校
持ち前の俊足を生かした守備範囲の広さはチームNO.1。 4年間野球から遠ざかっていたが、メンバーの何倍も努力し、今ではなくてはならない存在に。 走攻守のキープレーヤーが大舞台でブルサンスタイルを体現する。

『 走好守の全てにおいてチームの要に!全力でプレーします!またブルーサンダースの野球をして「勝利」にこだわります!! 』
「これまで決勝に進んだ名立たる強豪チームの中では、間違いなくNo.1の雑草軍団」と自ら語るのは、今大会初参戦にして見事決勝の切符を手にした風船会FARAWAYS。そんな彼らは、さかのぼる事11年前となる2007年に都立小松川高校野球部の同窓生でチームを発足し活動をスタート。そこからの数年は年に数回という遊び程度の活動に止まっていたが、結成から5年という一つの節目を迎えた2011年より本格的に草野球と向き合い今日に至る。
以降、新たなメンバーの加入に加え、数々の大会で培ってきた経験と日々の練習でコツコツと力をつけてきた彼ら。冒頭でも記したようにあくまでも謙遜する彼らだが、初参戦にして過去最多となるチームが集結した春のトーナメントを勝ち抜いてきたという結果は間違いなく強者の証であり、今や強豪と呼ぶにふさわしいチームに成長したと胸を張れるであろう。
そんな彼らが持つ最大の魅力は、ここ一番での勝負強さ、粘り強さにある。それはこれまでの戦いぶりが物語るように接戦で決して競り負けず、最後は逆転勝利へと繋げるゲーム運びからも裏付けられ、特にトーナメントの佳境へと差し掛かった準々決勝、 準決勝では、何れも劣勢の展開を強いられながら終盤でゲームをひっくり返すという底力を見せつけるなど、チームが一丸となって勝利へと邁進した時の集中力、爆発力は他の追随を許さない。
また、彼らのもう一つの強みは、全員野球がもたらす脅威の一体感である。チームを指揮する南部代表を筆頭に控え選手、マネージャーがベンチからありったけの声援をフィールドに 送れば、そこから元気、勇気、喝をもらった選手達がプレーで応えるという姿は、見ている我々の心をも揺さぶる程で、底知れぬパワーを感じさせる。
全員野球をモットーとする風船会FARAWAYS野球が神宮の舞台でも炸裂した時、彼らの頭上に初の栄冠が輝く!!

#1 山寺 大介 (投手・内野手)  1988年4月8日生まれ  東海大学付属浦安高等学校
内野から捕手までも熟すオールラウンダー。 今大会は佐藤(路)の影に隠れているが、長年チームを支えた投手陣の一角でもある。 風船会FARAWAYSに必要不可欠な男が攻守での躍動を誓う。

『 苦しい戦いが続きましたが、一戦一戦チームの雰囲気が良くなっていき、最高の状態で決勝戦を迎えようとしています!「チャレンジャー精神」で全力でてっぺんを取りに行きます!! 』

#6 佐藤 路真 (投手・内野手)  1983年5月13日生まれ  船橋西高等学校
快進撃を支える風船会FARAWAYSの絶対的エース。 衰え知らずのスタミナとここ一番の集中力は予選でも実証済みだ。 初出場初優勝のために大黒柱が神宮で躍動する!

『 プロスタというお祭り舞台。持ち前の全員野球で勝って、楽しく反省会込みの祝勝会に全員で乗り込むぞー! 』

#24 伊藤 博祐 (外野手)  1987年12月23日生まれ  小松川高等学校~北里大学
チーム発足メンバーの1人であり、頼りになるスラッガー。 準決勝でも値千金の逆転3ランホームランを放つなど勝負強さも抜群だ。 チャンスの場面で彼を迎える事が出来れば、悲願の優勝が見えてくるだろう。

『 最高の舞台で試合を行える事に感謝し、試合に出られない仲間の分までチーム一丸となって戦い、試合後はみんなで笑えるよう悔いのない試合にしたいと思います。 』