TOP > サマーカップ2017 > バックナンバー > 「新星クーニンズが新チャンピオン!初参戦でサマーの王座獲得!!」
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         クーニンズ        0        0        0        0        1        1        1        3    
    大宮フェニックス        0        0        0        0        0        0        0        0    
クーニンズが歴代王者を退け初優勝!投げては山口が完封シャットアウト!!
12月17日、午前10時10分。激闘となったスプリングカップの余韻が未だに残る決戦の地・明治神宮野球場では、春に次いで夏の王者を決める頂上決戦にして本日の第2試合、「クーニンズ 対 大宮フェニックス」のサマーカップ2017決勝戦が行われた。 戦いの先攻は、今季初参戦ながら強豪犇めく真夏決戦を怒濤に勝ち上がり、Victoriaでも一躍その名を轟かせる新星クーニンズ。
そんな期待の新鋭チームを率いるクーニン監督はゲーム前、「実を言うと、この神宮を舞台にした決勝では過去に苦い経験がるので、今日は何としても優勝を掴み取るメンバーを揃えました。また、相手の大宮フェニックスさんは3年前からずっと対戦したかったチームなので、この最高の舞台で試合が出来るとあって最高に嬉しいです。勝負のポイントとしては、やはり4番ピッチャーである山口が如何に活躍してくれるかですね。彼がしっかり抑えて、良い所で打ってくれれば自と優勝というものが見えてくるのかなと思います。厳しい戦いになるとは思いますが、神宮へのリベンジを果たし、頂点に登り詰められるよう頑張ります」と語り、初参戦での初優勝に向け気合い十分。
また、優勝へのキーマンとして名前の挙がった山口は、「今日は決勝戦なので勝つ事だけを考えて投げたいと思います。調子としても投打共に絶好調ですし、その状態を見てクーニン監督が今日のオーダーにしたと思うので、その期待にしっかり応えられるよう全力で挑みたいと思います」と話し、投打での活躍を力強く誓った。 対する後攻は、2014シーズンのスプリングカップ制覇から3年、新たなタイトル獲得を目指し、この真夏決戦を地道に直向きに戦い抜いてきた大宮フェニックス。
そんな次なる栄冠を目前に控えたチームの指揮官である永野監督はゲーム前、「ここまで来たら準優勝では意味が無いので、勝つしかありません。相手のクーニンズさんは勢いのあるチームなので対戦出来る事は非常に嬉しいですが、負ける訳にはいきませんね。その中で先制点が勝負のポイントになると思いますね。ウチが取るか相手に取られるかでは大きく流れが変わってくると思うので、そこが一番大事になってくると思います。となると、キーマンは先発の山下ですかね。しっかり守りからリズムを作ってもらって1-0、ないしは2-1の展開に持っていって、最後は優勝というものを掴み取れればなと思っています」とコメントし、この大一番に懸ける並々ならぬ闘志を漂わせた。
また、先発投手としての奮投は勿論の事、打ってもクリンアップを任されるなど攻守での活躍が期待される山下は、「ここまで良い状態をキープしてこれているので、コンディション、モチベーション共に万全です。とにかく、最後に皆で喜びを分かち合えたら最高だなと思いますので、チームのために攻守両面で頑張りたいと思っています」と意気込みを語り、こちらも負けじと気合い十分といった様子だ。 そんな初顔合わせとなった両雄が、サマーカップ王者の座を懸け相見える事となった決戦の火蓋は、稲垣(誠)主審のプレーボールで切って落とされ、ゲームは序盤、両先発である山下、山口が共に力投を披露する展開となった。
まず先にマウンドへと上がった山下は1回表、簡単に2アウトを取るも続くクーニンズの3番上野、4番山口に与えた連続死球などでいきなり1、3塁のピンチを招く。だがそれでも、迎えた5番前沢をキャッチャーフライに打ち取り何とか無失点に抑えると、続く2回は三者凡退。3回は四球での出塁こそ許したものの女房役であるキャッチャー大谷の盗塁捕殺などに助けられ、何れも3人ずつで仕留める。
一方の山口はと言うと、こちらはスタートからエンジン全回でピンチらしいピンチは皆無。1、2回共に2アウトから単打、死球での出塁こそ許したものの後続をきっちりと抑え無失点とすれば、3回は危なげなく三者凡退。初めてノーアウトのランナーをスコアリングポジション背負った4回のピッチングは、もう一段階ギアを入れる形でピンチを脱し、大宮フェニックス打線に付け入る隙を与えない。 すると直後の5回表、そんな右腕の好投に応えるかのようにクーニンズ打線が遂に攻撃開始。7番田中が放ったセンターへのヒットをきっかけに2アウトながら3塁のチャンスを作り出すと、迎えた9番木村が値千金のレフト前タイムリーを放ち1点を先制。更に続く6回表、同じく2アウトから5番前沢が放ったランニングHRで1点を加えると、最終7回表にも押し出しで更に1点を奪いダメ押し。
無論、ディフェンス面でも山口が回を重ねる毎に凄みを増していくピッチングで大宮フェニックス打線を圧倒。先制直後の5回裏に1アウト2塁のピンチを招くも、代打神宮をショートゴロ、9番井桁を空振り三振に仕留め3アウトとすれば、終盤6、7回は何とかして反撃の狼煙を上げたい大宮フェニックスの思惑を打ち砕くかのように、何れも3人ずつでシャットアウト。
最後の最後まで自身のピッチングを貫いた山口が、被安打僅か3というほぼ完璧な内容で大宮フェニックス打線を零封。終盤にかけ立て続けに3点を奪った攻撃陣に、右腕山口を中心に堅守で無失点を貫いた守備陣と、まさに攻守の噛み合ったクーニンズが見事完封勝利での初優勝を飾り、サマーカップ第7代王者としてVictoria史にその名を刻んだ。 ゲーム後、優勝インタビューに答えたクーニン監督は、「今日はグッチ君(山口投手)が素晴らしいピッチングをしてくれたので締まった良い試合になりました。また、攻撃面では好投手から3点を奪えたので自信になりましたしたね。来年は、優勝したからと言って追われる立場と思うのではなく、常に追う立場でいきたいなと思っていますし、サマーだけではなくスプリングも獲りにいきたいと思います」と語り、初優勝に甘んじる事無く更なる高みを見据えた。 一方、何度かチャンスこそ作ったものの山口を打ち崩すまでとはいかず、最後まで1点が遠かった大宮フェニックス。ゲーム前に永野監督が語ったように、先制点を奪われたのが勝負の分かれ目。4回のチャンスをモノにしていれば真逆の展開もありえただけに悔しい敗戦となってしまった。だがそれでも、主要メンバー6人の離脱という苦難のスタートとなった今季初旬から考えれば、群雄割拠のサマーカップを勝ち上がり準優勝という結果は見事の一言。決して満足のいく締めくくりではないはずだが、この大舞台での経験は間違えなく若手の成長、チームの結束力を高めたに違いない。
【MVPインタビュー】 #7 木村 和紀
【監督インタビュー】 #45 クーニン
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