TOP > サマーカップ2021 supported by Re-Birth > バックナンバー > 「Which Win!?(オータムカップ2021総括&決勝進出チーム特集)」
過去最多98チームの頂点を懸けた大一番!第11代目サマー王者は果たして!?
昨年に続きコロナ禍での開幕を迎えた2021年サマーカップ。大会本部としても細心の感染症対策を施しながら今季は過去最多98チームの猛者が集結し、名実ともに関東最大のトーナメント大会へと成長を遂げた。 そんなサマーカップの近年の足跡を振り返ると、令和に入っても実力・実績共に十分なチームが王者の座に君臨したのが印象的だが、今大会は令和の草野球界を席巻するチームが新たに名乗りを上げ、新時代が到来した夏の幕開けとなった。
そしてVictoriaとしても新たな取り組みをスタートし、持続可能な社会の実現を寄与することを目的として野球グローブの修理・リメイク専門店のRe-BirthとSDGsパートナー契約を締結。更にはRe-Birthをサマーカップの冠協賛に迎え入れ、選手の使用済みや休眠中のグローブを再生するなど革新的な取り組みを実施した。 大会を振り返ると新時代到来の象徴としてベスト8に進出したNomad.YankeesT-Fiveジャンクベースボールクラブビッグホーンズと先ずは彼らの存在に触れておきたい。中でもジャンクベースボールクラブは今季新体制を敷く中で、昨季1部リーグチャンピオンのちゃんぷるーずを撃破するなど、来季に向けて実りあるシーズンとなった。更には初出場のビッグホーンズは怒涛の快進撃を繰り広げ、ベスト8進出を懸けたTABOOとの一戦では豊田がサヨナラ打を放ち9月の月間MVPを獲得し、デザインリメイク無料権が提供された。
ベスト4には2021年サマーチャンピオンのPIECE、同じく2017年の夏を制覇したクーニンズが苦しみながらも準決勝まで勝ち上がった。PIECEは前回王者として徹底マークを受けながらも順当に勝ち上がり、今大会は主砲斎藤の活躍が際立っていた。一方の2017年夏王者のクーニンズはロースコアの試合が多く気の抜けない戦いが続いたが、エース川上の投打の活躍によりベスト4進出を果たした。 そんなタイトルホルダーとの死闘を制し神宮への切符を手にしたのは、今季3大会でのファイナル進出を決めている戦極-SENGOKU-と、初参戦ながら飛ぶ鳥を落とす勢いで決勝の舞台へコマを進めたナイトフィーバーズである。
ここまでの5試合で4失点と圧倒的な投手力で勝ち上がってきた戦極-SENGOKU-は、大和田、下野、佐久間と一線級の投手陣が活躍し、中でも大和田は5回戦のNomad.Yankees戦で1安打11奪三振の完投、準決勝のPIECE戦では立ち上がりから制球に苦しむも昨夏王者相手に完封勝利を飾り、決勝進出に大きく貢献した。対極的にナイトフィーバーズは初戦のRED HILL戦から16-13と計29得点の乱打戦からスタートし、2回戦以降も強打を武器に6試合で43得点と打のチームの印象を見せたが、投手陣も徐々に調を上げ、大黒柱の青地はセミファイナルのクーニンズ戦で7回タイブレークの死闘を完封で締め括った。 互いに初めてのプロスタを前に緊張の面持ちで当日を迎えることとなるが、戦極-SENGOKU-は前日の3部リーグ決勝で大舞台を経験しているアドバンテージを活かして頂点を狙い、ナイトフィーバーズはここまでの勢いそのままに決勝戦での大暴れを誓い過去一番の夜を迎えたいところだ!果たして98チームの頂点に立ち、時代の寵児として令和の草野球界を席巻するチームとは!?今最も勢いに乗る2チームの熾烈な戦いの行方は1月10日明らかとなる!!
「戦うことを極める」チーム名の由来となったこの言葉は、まさに今シーズンの戦いぶりに相応しい言葉となった。今季の戦極はVictoria11年の歴史で初となる3大会でのプロスタ進出を決め、ここまで2021年のVictoriaを盛り上げてくれた。
そんなチームは2019年に発足。今季これほどの実績を残しただけあって過去の戦績にも注目が集まる彼らだが、過去を振り返っても決して圧倒的な実績を残してきたわけではない。チーム立ち上げ当初は僅か9名でスタート、Victoriaには結成2年目の2020年から参戦を決めた。初年度はオータムカップで初戦敗退、リーグ戦は首位通過ながらも決勝トーナメント初戦敗退と、悔しさが残るシーズンとなった一方で、参考記録ながらも試合数は全国1位と大きな経験を積んだ1年にもなった。
リベンジを誓った2021年シーズン、リーグ戦とトーナメント全3大会出場に加え今季は積極的に補強を進めたことも功を奏し、現在では60名以上のメンバーが在籍する。そして野球を心から愛する選手が集い、見事にサマーカップ、オータムカップ、3部リーグと史上初の3大会決勝進出の偉業を成し遂げた。
サマーカップでの戦いぶりを振り返ると5試合4失点と投手陣の活躍に目が行きがちだが、毎試合で打のヒーローが誕生し、多種多様な選手層を武器にTommys baseballclub戦では代打攻勢で6連打を放つなど、全員野球でここまで勝ち上がってきた。そして大所帯を束ねるチームの精神的支柱である監督の笹尾には、チームの功労者としてメンバーからの信頼も非常に厚い。
戦極の特徴としては1番~9番まで長打を放てる打のチームで、攻撃の中心となるのはチーム本塁打王の渡部、今季から新戦力として加入したシーズン打率4割を超える谷津に注目だ。投手陣は大和田を筆頭に下野、佐久間と豪華な面々が顔を揃え、3大会制覇に向けて盤石の布陣でVictoriaファイナルの2日間を戦いきる。
「まだまだルーキーチームですが、元気と勢いでVictoriaに旋風を起こしたい」と謙虚に語る彼らだが、前日に控える3部リーグ決勝戦での勝敗の行方にも熱視線が注がれ、2021年の大躍進を支えた投手陣の中で誰が先発のマウンドに立つのか注目が集まる。チーム創設から3年の時を経て迎えた夢舞台。史上初の3大会制覇の偉業達成を目論む戦極は来る1月10日、名実ともに令和の草野球界を牽引するチームへと名乗りを上げる!!

#2 谷津 鷹明 (内野手)  1995年9月22日生まれ  向上高校~日本体育大学~栃木ゴールデンブレーブス~JPアセット証券 早くも戦極になくてはならない存在となった今年加入のスーパールーキー。 栃木ゴールデンブレーブス時代からキャプテンとしてチームを引っ張ってきたスーパースターだ。 出場50試合で打率4割本塁打14本と3試合に1本は本塁打を放つ長打力に注目だ! 『 神宮球場で野球が出来ることに感謝にしとことん野球を楽しむ!戦極が1番なんです!!ってことを証明します!! 』
#18 大和田 聖人 (投手)  2000年1月28日生まれ  東海大学附属相模高等学校~上武大学 今年から加入した期待のルーキー右腕。 中学時代にはU-15日本代表にも選出され、最速149キロのストレートを軸に七色の変化球を操る。 1試合平均の四死球は1以下という安定感抜群のピッチングで戦極を初優勝へと導く! 『 プロ野球選手の使っている球場で野球をできることに感謝して戦極を優勝に導けるようにがんばります!最後に醤油ラーメンネギトッピングで! 』
#27 渡部 椋雅 (捕手・内野手)  1999年5月12日生まれ  桐光学園高校~早稲田大学 戦極のクリンナップを担い、走攻守全てにおいて超一流。 早稲田大学準硬式野球部では1年からレギュラーを掴み、最高学年時には大学MVPを獲得。 ここ1番の打撃、守備には目を見張るものがあり、最年少ながらプレーでチームを引っ張る! 『 決勝戦を神宮で行えることをとても嬉しく思います。何としてでも優勝を勝ち取り、監督を胴上げしてあげたいです。勝利に少しでも貢献できるよう、精一杯頑張ります。 』
2021年夏、破竹の勢いで強豪を次々と撃破し、見事にサマーカップ決勝戦の舞台に立つナイトフィーバーズ。立ち上げは遡ること2013年、前身のサタデーナイトフィーバーズに在籍していた現監督の鈴木(俊)がチームの消滅に伴い、野球に対して熱い想いを持ったメンバー数名で結成。 立ち上げから数年はタイトル獲得とはならなかったものの埼玉県越谷市の連盟大会で徐々に頭角を現し、2021年は埼玉県大会でも準優勝の実績を挙げた。埼玉県でも屈指の強豪チームへと成長した彼らは次なるステージを求め、今夏は関東屈指の強豪が集うVictoriaサマーカップへの参戦を決めた。
今大会の戦いぶりは初参戦ながら見事なもので、初戦は計29得点の乱打戦を制して怒涛の勢いで勝ち進むと、準決勝は強豪クーニンズをタイブレークの末下し、念願の神宮決戦へと駒を進めた。
そんなナイトフィーバーズの魅力は、クリーンアップを中心にどこからでも長打が打てて得点出来る打線と、本格派から技巧派まで4人の投手を揃え、並みいる強豪を抑えたピッチングスタッフだ。そして決勝への切符を手に出来たのは、エース佐古の故障に代わってフル回転した青地の活躍があったからであろう。6試合中5試合に先発して全て勝ち星を飾り、防御率も1.4点台と安定したピッチングでチームを決勝へと導いた。決勝の舞台でも本来のピッチングが出来ればチームの勝利、初優勝のタイトル獲得が見えてくるはずだ。更には注目選手としても名前が挙がる主将の林や絶対的4番の畑のフルスイングは見所であり、神宮球場でアーチを描けるか今大会で一発を放つ鈴木(博)、中平にも熱い視線を送りたい。
最後にナイトフィーバーズを語るうえで忘れてはならないのは、チーム名にもあるように練習、試合後の夜の活動が団結力を生み出す源になっている。 現在はコロナ禍で本来の活動ができないのは残念だが、鈴木(俊)監督の会社でもあるスポンサーの力を借りての豪遊ぶりは地元連盟でも有名だ。その監督への最大の恩返しはただ1つ。それは夏の頂点に君臨し、神宮の舞台でチーム全員の手で高々と胴上げをすることだ。
果たして、注目の新星ナイトフィーバーズは如何にして勝利を掴むことが出来るか!?初参戦で夏制覇の偉業達成に向け、Victoria所属チームのみならず関東の草野球チームから注目が集まる中、埼玉県を代表するお祭り軍団が関東王者への階段を駆け上る!!

#9 畑 幸之介 (内野手) 1990年3月30日生まれ  浦和実業高等学校~共栄大学
ナイトフィーバーズの絶対的4番打者。 高校時代は2年生から4番を任されるなど、打球を誰よりも遠くへ飛ばす能力は驚異的だ。 今大会は参加試合が少なかったが、決勝の檜舞台では主砲のバットでチームを優勝へと導く! 『 勝つ勝つ勝つ! 』
#10 林 慧 (内野手) 1993年5月14日生まれ  岡山学芸館高等学校~駒澤大学
攻守のキーマンとなるナイトフィーバーズ主将。 走攻守3拍子の揃った男は身体能力が高く、内野手、捕手、投手をこなすユーティリティプレーヤーだ。 神宮の舞台でも攻守にわたる活躍が期待されるが、彼の活躍なくして初タイトル奪取はない! 『 優勝目指してフィーバー出来るよう頑張ります! 』 シュアなバッティングで広角に打つ事も広い球場でもスタンドインも出来るパワーがある。
#18 青地 功樹 (投手) 1995年3月29日生まれ  駒大苫小牧高等学校~駒澤大学
ナイトフィーバーズ投手陣の大黒柱。 力のある直球と切れ味抜群の変化球が持ち味で、準決勝での完封勝利が記憶に新しい。 打っても柵越え出来るパワーと広角に打ち分ける高い打撃技術を誇り、決勝戦でも投打の躍動を誓う! 『 優勝目指して頑張ります! 』